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春寒の候、ますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。
平素はご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
前回は鉄の錆について、ご紹介させていただきましたが、
今回はステンレスの錆についてご紹介いたします。
ステンレスは種類も多い為、今回はSUS410に絞りご説明いたします。
ぜひご覧ください。
ステンレスとは
ステンレスは鉄にクロムやニッケルを添加した合金です。
英語の綴りはStainless steel で、「Stain(錆び、腐食)」「less(より少ない)」「steel(鋼)」
という意味であり、鉄と比較すると錆びにくいですが、錆びないわけではなく、
一部の条件下においては、すぐに錆びてしまう金属となります。
またステンレスにもいくつかの種類があり、ステンレスは大きく分けると
(Cr-Ni系)オーステナイト系の300番台、(Cr計)フェライト系及びマルテンサイト系の400番台、
(PH系)析出硬化型の600番台に分けることができます。
ドリルねじに多く採用される400系のSUS410(13Crステンレス)について
SUS410は鉄の成分が約87%含まれ、炭素量も多いことから
熱処理が可能なステンレスとなっております。
熱処理を行うことで、優れた強度と靭性を得ることができ、
錆びにくいドリルねじを作るには最適な材質となっております。
しかし、鉄の成分が多い為、錆びにくいとはいえ、300系と比較すると耐食性には劣る為、
SUS410に+αで表面処理を施し、耐食性をさらに向上させることも多くなっております。
【 外観は同じ 】
【 耐食性は大違い 】
★★SUS410の耐食性について★★
SUS410にパシペート処理や、電気亜鉛めっき、コーティング系の表面処理をすることで、
耐食性を向上させることができます。
SUS410の耐食性を飛躍的に向上させることが出来る、弊社処理をご紹介します。
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