秋冷の候、貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて今回は、【ディスゴルナ】処理の耐食性能についてご紹介いたします。
一般的な溶融亜鉛めっき品の締結部材はHDZ35(HDZT49)品が使用されることが多いですが、締結部材の本体はHDZ55(HDZT77)品が使用されています。
締結部材(HDZ35=HDZT49)は本体と比較すると薄膜であり、防錆力としては弱く、早期発錆に繋がりやすいです。
また溶融亜鉛めっきは塩害地域や積雪による凍結防止剤を散布する地域においては、腐食具合も促進されます。
ディスゴルナ処理はHDZ35(HDZT49)品の上にアルミニウムを含有した防錆塗膜をコーティング。
その為、溶融亜鉛めっきの弱点でもあった塩分による早期発錆を防ぎ、耐候性、耐食性を飛躍的に向上させた表面処理となっております。
締結部材でもHDZ55(HDZT77)品の本体同等以上の性能を発揮いたします。
●●塩害地域で実際に暴露された、HDZ35(HDZ49)品の12年程経過した締結部材の写真●●
※Wナットが固着 ➡ 外れず、ボルトが破断。
腐食した締結部材は取り換え等、メンテナンス時の作業性も悪く、取り外しにも多大な時間を要し、目に見えないコストも発生する為、最近ではHDZ35(HDZ49)以上の性能が求められるケースも増加しております。
★★「ディスゴルナ」は国土交通省 新技術情報提供システム(NETIS)に登録しております ★★
新技術名称:溶融亜鉛めっきと防錆塗装皮膜による複合表面処理技術「ディスゴ ルナ処理」
NETIS登録番号:KK-210069-A
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